ケミカルアンカー工事は、あと施工アンカー工事の中の一種で、最も専門性が高く、耐震補強工事や強度を必要とする工事に多く使用されています。
コンクリートに穿孔を行い、その孔内に接着剤を充填して固着させる工法で「ケミカル(化学)」という名前がついている通り、その化学反応によってアンカーボルトやネジ、鉄筋(異形棒状)を固定します。
短時間で硬化するので工期短縮やコスト削減を図りながら、精密で高い強度が得られます。固着材は多くの種類があり、状況や用途に合わせて選ぶ必要があるため母材の状態を把握できる能力と確実な施工が出来る技術力が必要となります。
金属系アンカーは、固着部に拡張機能を有し、あらかじめ穿孔された孔の中で、アンカーを打込みまたは締め付けることによって拡張部が開き、母材に物理的に固着する方法です。強度はアンカーとコンクリートの「つっぱり」により発生し、耐久性・耐食性・耐火性に優れています。
アンカー打込み方式と締付け方式の2種に分かれます。
■打込み方式
芯棒あるいは本体などを打込むことによってアンカー末端の拡張部分を押し広げるものです。
■締付け方式
アンカー上端についているナットを締付けることによって、アンカー末端の拡張部分を押し広げるものです。
アンカー引張試験とは、施工したアンカーの品質が適切に確保されているかを調べるためのもので、引張試験機を用いて静的引張、荷重を確認する検査です。
施工不良等で施工したアンカーの引張強度が不足すると、本来の補強性能が低下し、災害時等で崩落する危険が生じます。
当社でも専門知識をもつ社員により引張試験を行うことができますので、お気軽にご相談ください。